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改元が行われる際のシステム影響

こんな記事を見つけました。

改元が行われた際の Exchange Server への影響について
https://blogs.technet.microsoft.com/exchangeteamjp/2017/08/24/impact-on-exchange-when-new-era-starts/

確かに天皇陛下も退位の意向を示しているわけで、
このような話題も出てくるのだなと感心してしまいました。
よくよく考えてみれば前回は約30年前なのですね。

普段自分が設計/構築するシステムではあまり影響が無いように考えていたのですが、
帳票関連などやられている方はテンプレートなどの修正/差し替えが大変そうですね。

どうしても譲れない仕様であるならばともかく、基本的にシステムは
外乱に影響されず拡張性/保守性を高めた構成であるべきだと強く思いました・・・・。

Exchangeでメールボックス内のメールを検索/削除する その1

Exchangeを運用するにあたりメール検索/監査、あるいは削除などを目的として
メールボックス内のアイテムを検索することを求められたりします。

色々条件などはつきますが、「Search-Mailbox」というコマンドを利用することで対応ができます。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd298173(v=exchg.160).aspx

コマンド実行には、操作するアカウントに以下のRoleが必要です。
通常の管理者アカウントでは、コマンド自体が実行できません。
「Mailbox Search」
「Mailbox Import Export」

監査などの業務だと、所謂システム部門ではなく監査部門が対応する場合もありますので
権限の分割が可能です。(手順連携などは複雑でしょうけれども・・・・)

私のところに来た依頼としては、特定のメールボックスの予定表登録内容を削除したいというものでした。
コマンドのオプション「-SearchQuery」を使用して取得するアイテムを限定できるのですが、
クエリ設定の情報が少ないため検証に苦慮しました・・・・。
今回のように”予定表アイテムのみ”を指定したい場合は、下記クエリ設定で可能です。
-SearchQuery “Kind:meetings”

なお、オプション「-DeleteCcontent」を指定することで問答無用で削除可能です。

依頼内容を反映すると、以下のようなコマンドでしょうか。

Search-Mailbox -Identity "対象のメールアドレス" -SearchQuery "Kind:meetings" -DeleteContent

対象メールボックスの予定表アイテムにしぼり、問答無用で削除します。
上記コマンドだけではログに残りませんので、必要に応じてオプション調整が必要です。

Search-Mailbox -Identity "対象のメールアドレス" -SearchQuery "Kind:meetings" -TargetMailbox administrator -TargetFolder SearchResult -LogLevel Full -LogOnly

「-LogLevel」オプションをつけることで、クエリを投げた結果が「-Targetmailbox」で指定したメールボックスに保存されます。
「-LogOnly」オプションは、アイテムのコピーや削除を実行せず、あくまでクエリ結果のみを出力するオプションです。

ひとまずログを出力させてから実際の操作を行う方が丁寧かなと。

制限としては、クエリに対する結果が10,000件以上あると使用できないようです。
抵触した場合、大容量の検索実行は別コマンド「」が推奨される旨が表示されます。
別コマンドで実行しても良いのですが、残念ながらアイテム削除オプションは無いようです。

あくまで予定表フォルダ内の予定表アイテムを強制的に削除しているだけですので、
会議開催通知などで予定を共有している場合はメンバー全員への対応が必要です。
仮に会議主催者の予定を削除しても会議参加者の予定はそのままです。

Outlook2013でExchangeキャッシュモードを強制

ExchangeとOutlookを使用している環境によっては、キャッシュモード
もしくはオンラインモードをユーザーに対して強制したい場合があります。

  • オンラインモード:
    直接Exchangeのメールボックスデータをクライアントのメモリに読み込んで表示される。
  • キャッシュモード:
    クライアントローカルのOSTファイルにデータがキャッシュされ、サーバーのメールボックス情報は逐次OSTファイルに対して同期される。ユーザーはOSTファイルのメールを表示・編集する。

設定を矯正する場合は、グループポリシーもしくはレジストリで実現可能です。

  • グループポリシーの場合
    ユーザーの構成 > ポリシー > 管理用テンプレート > Microsoft Outlook 2013
    > アカウントの設定 > Exchange > Exchangeキャッシュモード

    「新規および既存のOutlookプロファイルでExchangeキャッシュモードを使用する」
    有効 >> 適用されたクライアントにキャッシュモードを強制
    無効 >> 適用されたクライアントにオンラインモードを強制

  • レジストリの場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Cached Mode

    値の名前:Enable
    値の種類:REG_DWORD
    値のデータ:(1:キャッシュモードが強制、0:オンラインモードが強制)

グループポリシーの場合は、適用されるとアカウント設定の「Exchange キャッシュモードを使う」がグレーアウトされ、ユーザーではモードの変更ができませんので強制が可能です。
レジストリの場合は、適用されてもグレーアウトされません。初期設定は強制されますが、Outlook起動後はユーザーの手で変更することも可能です。

なお、ローカルに保存されたOSTファイルはモードを強制的に切り替えただけでは削除されません。使用しているOutlookプロファイルに紐付いて削除される形です。